ミニチュアダックスフンドの飼い方しつけ育て方Q&A

ミニチュアダックスフンドが来客者の声を聞くと鳴き続ける

Posted by miniature-dachs on 24/09/2012 in 吠え癖について with No Comments


【ミニチュアダックスフンドが来客者の声を聞くと鳴き続ける・・という飼い主さんより】

うちのミニチュアダックスフンドは、来客者の声を聞くと姿を見なくても帰るまで泣き続けます。

ハウスの中であれば静かなこともあるのですが、カート内にいる時、特に家族が一人の場合はカートから離れた場所に座っていると高い声で泣き続けます。家族が揃っていると割と落ち着いています。

ミニチュアダックス、9ヶ月、女の子、(3ヶ月目頃から我が家に来ました。)

・家族:50代夫婦と娘、妻はほとんど一日一緒で、私と娘は朝、夕に在宅。

ハウスに入っている時間は少なくほぼ一日一緒に居たり、よく抱っこしたり心配でよく後を追っていました。

特に時間を決めずに、遊びたそうな時にオモチャを取り合ったりして遊んでいました。

ミニチュアダックスのしつけも時間は決めず、えさを与えながらしつけをしたり、褒める時は大げさに体をなでながら褒め、叱る時はリードをひっぱりながら怒りました。

おやつはしつけの時にあげたり、抱っこなでなで声かけは、よくしていました。

散歩は毎日ではなく2日に1度くらいのペースで15分くらい。思いっきり走らせるために河原に時々行きましたがそんなに走ろうとしませんでした。

一日の日程:
9時頃にハウスから出し、室内でおしっこ、うんちをさせ、ご飯。そのあと1~3時間ほど室内で遊んだり自由にさせる。
12時頃~4時頃までハウス。
4時頃お散歩。帰ってきてしばらく室内で遊ばせる。
6時頃(夕食時)ハウスへ。
8時頃~10時頃まで室内で遊んだりしえ一緒に過ごす。
10時頃ハウスへ、就寝。

 

【ミニチュアダックスフンドが来客者の声を聞くと鳴き続ける・・へのお返事】

まず大きく2つ意識されてください。あとで別々に詳しくお話しますが、一つは現行犯で体現で教え続けることです。もう一つは、教えられたことをダックスちゃんが聞きたくなる関係作りです。

ダックスちゃんのしつけでは、この二つはどちらも欠かせません。

まず現行犯での教えですが、家族で協力して役割分担して教えていきましょう。準備としては、来客と同じ状況をいかにして作るか・・になります。

例えば、チャイムですでに吠えるようでしたら、家族の誰かがチャイムを鳴らし、別の家族がダックスちゃんに教えれば良いですし、他には、他人の声を携帯でも何でも良いので録音しておいて、それを大きな音で再生させ、それに対して適当に話している振りをするのも良いですね。

あるいは、ノートパソコンやスマホでもあれば、人が話しているユーチューブの動画を大きな音で再生して、それに対し適当に話している振りをするのも良いです。

もし、それらの「生ではない声」にダックスちゃんが反応しない場合は、やっぱり人間の生の声でないといけませんので、ご親戚や友人に協力していただいて、遊びに来てもらいましょう。

まず、吠える前にケージ内のダックスちゃんにリードを付けておきましょう。

(メールでは「カート」となっていましたが、カートとは一般的には、スーパーやホームセンターで貸してもらえる手押し車のような「車輪の付いた乗り物」を言います。)

そして、そのリードにさらに長いヒモを追加して、部屋の奥で知らんぷりして持って居てください。

ダックスちゃんが吠えた瞬間、無視しながら「シ!」の注意音と同時にヒモ(リード)をチョンと引いてください。吠えたら「シ!」&チョン引き・・また吠えたら「シ!」&チョン引き・・を繰り返します。

それで変化がないようでしたら、無視しながらダックスちゃんをケージから出し、注意の音を出しながらリーダーウォークしてください。

それらを続けていくと、ダックスちゃんはリードを付けられただけでも理解するようになりますので、例えば家に家族が一人しかいなくて来客があった時でも、ケージ内のダックスちゃんにサッとリードを付けて来客に対応すれば良いです。(リードはプラプラさせたままで良い)

それも浸透してきて、さらに成犬になっていくにつれて慣れも知能もついてきますので、何もしなくてもあるいは「シ!」の注意だけで吠えなくなります。

もちろん、それはすぐには結果は出ませんので、ダックスちゃんの成長と慣れも待ちながら教え続けないといけません。そして、何を教えるにしても、どんな教え方をするにも、主従関係が出来ていないとダックスちゃんは聞く耳すら持ちません。

ダックスちゃんのしつけの全ての根本は関係作りなんです。

>よく抱っこしたり心配でよく後を追っていました・・
>えさを与えながらしつけをしたり・・
>褒める時は大げさに体をなでながら褒め・・
>おやつはしつけの時にあげたり・・
>抱っこなでなで声かけは、よくしていました・・

↑ですので、これらではダックスちゃんとの良い関係作りはできません。

意味なくジロジロ見つめ・猫なで声でナデナデ・・。これらはまさに、下位の犬がリーダーに見せる従属的な態度そのものなんです。

それから、犬に限らず人間も動物も「体位が関係を示す」のです。動物のマウンティングや飛びつき、人間同士で肩を組むのも同じですね。優位性のある方が上に乗せようとします。だから抱っこも誤解する犬がいます。

そして、オヤツで釣ってしまうと、関係作りがどれだけ出来ているのかが見えなくなってしまうのです。これが一番怖いことなんです。

犬の特性を理解できたならば、自然と飼い主さんの行動や態度も変わるんです。

その他、余談ですが、外の散歩が短すぎます。なるべく毎日を目標にしていただきたいのと、30分はしていただきたいです。

他人に慣れていなくて、来客で鳴いたり吠えたりする犬もいます。そういったことにもつながっている場合もありますので、社会化も意識して散歩も頑張りましょう。

それと、一日の中で何度か遊びの時間がありますね。その際は、ダックスちゃんにリードを付けて持っておき、ダックスちゃんの行動全体を主導できるように意識してください。

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