ミニチュアダックスフンドとの遊び方
【ミニチュアダックスフンドとの遊び方についての相談】
こんにちは。今回はミニチュアダックスフンドとの遊び方について相談させて頂きます。
家族構成は私・主人の二人です。子供はいません。犬はすべてミニチュアダックスで、8歳・6歳・1歳で皆女の子で避妊済みです。
共働きですので、平日3ワンはこの時期はクーラーを入れた部屋でケージにそれぞれ入れて半日お留守番しています。
今回相談したいのは長女ダックスの事です。性格は少しびびりです。最近主張が激しくなってきて困っています。先生の本を読み返し、今はリーダーウォークと仰向け固めを心がけています。でも何か気に入らないことがあると、クレートに引きこもったり、狭い所に隠れたりします。
思うに1歳になる三女ダックスが激しいので、ペースを乱されるのが嫌なのかな?と思ったりします。三女ダックスをクレートに入れているとリラックスしているようにも見えます。
本題に戻ります。この長女ダックスですが、おもちゃに対してあまり犬らしい興味を示しません。でも3ワンそれぞれに同じようにおもちゃを上げると、最後には自分で複数独り占めにしてクレートに持ち込み私や他のワンが近づくと唸ります。
おもちゃに飽きたころ隙を見て回収しています。懲りたのでお留守番以外はおもちゃを与えないようにしています。
また、他のワンコ(主に三女ダックス)がいたずらしているもの(500mlのペットボトルやトイレットペーパーの芯など)も手に入れるとまたクレートに持ち込んで唸っています。他の子が遊んでいると良い物に見えるんでしょうかねぇ…
先日は出勤前にこれをやられて、クレートに引きこもってしまい、仕方がないのでクレートごとケージに入れてお留守番させました。もちろん水を飲んだりできるようにクレートの扉は開けて行きましたが。
つまり、持ってこいやチョーダイができないのです。ボールを見せても追いかけたりしませんが、一度咥えると異常なほどの執着心を示します。長女ダックスにこういった遊びや頂戴を教える方法があるのでしょうか?
リーダーウォークは少し効いている気がしますが、仰向け固めするとまだ少し唸ります。
それからもう一つ…
1歳の三女ダックスですが、非常に元気が有り余っているようで、あれこれ物を齧ったり持っていったりして困っています。特に洗濯物や靴、サンダル類。ティッシュペーパーも大好きです(^_^;)
無理に取り上げるのもよくないと思い、おやつと交換してもらっていますが、おやつに頼るのもよくないと思います。
これもやはりリーダーシップが足らないのでしょうか?
何か改善策があったら教えて下さい。
最近は三女ダックスがいたずらしないように余分なものをなるべく床やテーブルに置かないようにしていますが、それも限界があります。三女ダックスが来るまで少しくらい散らかしていても全くなんてことなかったのに、そのうち興味がなくなるのでしょうか?
ご教授宜しくお願いしますm(__)m
【お答え】
今回は少し気になります。半年経って崩れてきている・・ということは、何かが間違っている可能性が高いです。
「今はリーダーウォークと仰向け固めを心がけて・・」とあるのですが、それよりも普段の何気ない接し方が気になります。その根本を変えないで、意識改革しないで手法だけ上塗りしてしまうと、ダックスちゃんは反発するだけになってしまいます。
オヤツも与えていたようですね。意味の無い声掛けナデナデ抱っこ、もあったのではないでしょうか・・
その根本から変えないと、犬のしつけは絶対に成功しません。これを忘れてはいけません。
子供さんがいらっしゃらないので、ダックスちゃんを溺愛したくなる気持ちも良く分かるのですが、それでは何も変われません。お互いにとって良くない状態です。自分に打ち勝たないといけないのです。
さて、「ダセ・ちょうだい」ですが、これも他の教えと同じで、「良い型を作り・指示音ジェスチャーの関連付けでポンポン褒める」・・これだけです。
まず準備しましょう。ダックスちゃんに噛まれるのを怖がったりビクビクしていると、ダックスちゃんは見下したり面白がったり興奮をあおることになります。ホームセンターで作業用の革手袋を買いましょう。500円くらいで買えます。
そして一貫して、絶対にダックスちゃんに与えっぱなしにしないで回収することです。「ダセ・・ダセ・・ダセ・・」と指示音を言いながら、首輪をつかみ、ダックスちゃんの口から物を手で取り出します。革手袋をしていれば怖くないはずです。
そして、取り出した物を自分の手の平に乗せる場面をダックスちゃんに見せ、「ダセ」の指示音でダックスちゃんをポンポン褒めてあげます。そして、すぐまた転がしてあげてください。
ダックスちゃんは自ら出したわけではありませんが、「何をすれば良いのか」の見本を体現で教えたわけです。くり返すことでダックスちゃんは、「こうすれば褒められる・・出せばまたもらえて遊びが始まる・・」ということを学習していきます。
何度も何度も反復して繰り返すことです。体に染みつくまで、体で覚えるまで繰り返すことです。
そして、何を教えるにしても普段の関係しだいでその結果は全然違ってきます。その関係を作るのは、ご自分の意識から自然に表現されているすべての態度しぐさ接し方なんです。
あくまで、リーダーウォークも仰向けも、それを表現するための一つの手段でしかないのです。
ダックスちゃんとの接し方は全て「主導性と毅然さ」を一貫徹底してください。それができていないので変わらないのです。接することが悪いのではなく、「主導性と毅然さ」を保って接してほしいのです。
ヒモ付のコングにすれば、コントロールもしやすいですし、もしくはコングはヒモ無しにして、ダックスちゃんにリードを付けて主導する・・これでも良いです。
以上は、三女ダックスちゃんについてもまったく同じことです。
そして、犬の群れが増えれば増えるほど、物を取られるリスクも当然増えるわけですので、独占欲が強くなったり物に対して神経質になるのは自然なことです。
余談ですが、ケージが別々のようですね。せっかく多頭飼いされたのですから、メリットを享受しましょう。それぞれのケージを合体させ、一緒に過ごさせてみてはどうでしょうか。より絆も深まり、反応も変わるはずです。留守番時の退屈しのぎもできます。
しばらく続けても上手くいかなかったとしたら、それは飼い主さんのリーダーシップが足りないので群れがまとまっていない・・ということも言えます。
犬との接し方・遊び方は、本書・Q&Aサイトに書いてあります。あとはそれを一環できるかどうかだけです。技術的に難しいわけではありません。全ては飼い主さんの意識改革なんです。
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