ミニチュアダックスフンドの飼い方しつけ育て方Q&A

ミニチュアダックスフンド3か月の噛み癖・吠え癖について

Posted by miniature-dachs on 04/09/2012 in 噛み癖について with No Comments


【ミニチュアダックスフンド3か月の噛み癖・吠え癖についての質問】

お世話になります。読ませていただきました。内容が分かりやすく、プロのトレーナーではなく一般の飼い主さんとの事で親近感がわき、私にも出来るかも!!と思いました。

ミニチュアダックスフンドのしつけを読ませていただき私自身、ミニチュアダックスとのコミュニケーションの仕方が間違っていたのだと反省し後悔しています。

子犬だからとやたらナデナデしたり、決まった時間にご飯をあげていたり、無駄に声をかけてみたりと・・・自分から主従関係を逆転させていたのに気づきました。

今までの生活は下記の通りです。何かアドバイスがあれば教えてください。宜しくお願いします。

・かみ癖・吠え癖
・ミニチュアダックス・3ヶ月・メス(飼い始めて1.5ヶ月)
・母・妹・私(全員社会人です)
一日の同居時間は母は毎日いますが、理由により私の部屋にゲージを置いて生活している為、あまり関わりはありません。
一日の流れとして・・・
朝、6時頃食事をあたえその後要求吠えが始まります。
私が部屋に戻れば泣きやみますが、無視していると更に要求が激しくなります。今までは食後に排便がすんでから、ゲージから出して私の部屋で自由に遊ばせていたのですが、それがいけないのかと思い今日から出すのをやめました。(朝のみ夜は20分ぐらいフリー)

そうしたら、今日は一段と吠える時間が長くなってしまいました。かみ癖もゲージから出すと私の足元にじゃれてかみ始めるので、マズルをつかみ【ダメ!!】としかると、その直後は止めますがすぐ興奮しだして部屋中を駆け巡りまた噛み始めてきます。

叱ると自ら仰向けになっているので反省はしているのかなと思っていたのですが、すぐに忘れてしまうみたいで・・・仰向けになるのも遊びの一つとなっているのでしょうか?

来週から散歩も出来るようになるので、リードにも慣れさせようとつけてみると遊び道具になるし、家の廊下をリードをつけながら歩こうとすると、座り込んで動こうとしません。

リーダーウォークを今日から実施していきたいと思いますので、いいアドバイスがあればお願いします。

【回答】

今回は、ミニチュアダックスちゃんが非常に早い時期に親兄弟から引き離されていますので、初期の社会化もまったくできていないまま家に来ました。

これからもまだしばらくは、噛み癖・吠え癖が残ります。これはもう覚悟して、親犬になったつもりで毅然と一貫して教え続けないといけません。

>反省はしているのかなと思っていた・・

↑ミニチュアダックスちゃんには反省する知能はありません。罰と自分のした行為を関連付けて反省することはできません。あくまで「○○をすると嫌な事が起こる・・叱られる」という条件回避行動しかできません。

ただし、主従関係は成長に伴って理解することができます。(正しい関係作りをしたならば)

ミニチュアダックスちゃんは自分が認めたリーダーに対しては、吠えたり噛んだりするわけはないのです。そして指示行動などの教えも、関係作りが出来てくれば、「良い型を作り・指示音ジェスチャーの関連付けで褒める」という繰り返しで覚えてくれます。

>仰向けになるのも遊びの一つとなっているのでしょうか?・・

↑これもありえます。それと「まいったよー。だから嫌なことしないでね・・」という降参の合図でもあります。まだまだ月齢(知能)が低すぎるので、主従関係が出来てくる時期はまだまだ先のお話ですが、ミニチュアダックスちゃんの素性はとても良い子で賢い子です。

まだ3か月ですので、本格的な切り返しのリーダーウォークはまだ早いですが、早く首輪とリードに慣れ、お散歩デビューの準備もしないといけません。

子犬にいきなり首輪・リードを付けて上手く一緒に歩く・・というのは無理です。徐々に徐々に慣れさせながら、優しいレベルから展開していかないといけません。

まずは数日かけて臭いを嗅がせるなどしてから付けて、その後もリードは持たずにプラプラ引きずったまま遊ばせるなどして慣れさせてください。

その遊びの中で時々持って一緒に歩いてみる・・また遊びに戻す・・時々持って歩く・・という慣らしをしてください。

そして、慣れるためにも、暴走・トイレの失敗を防ぐためにも、ミニチュアダックスちゃんをケージから出すときはリードを付けて持っておく癖にしましょう。ミニチュアダックスちゃんの行動全体を主導することにもなりますので、関係作りにも良いです。

それから、ミニチュアダックスちゃんがリードに慣れてきたころ、もし吠えてリーダーウォークをしても変化がないようでしたら、ケージ内の犬にもリードを付けて、そこにヒモを追加延長し部屋の中で知らんぷりして持っていてください。

吠えたら「シ!」の注意音と同時にリードをチョンと引きます。

繰り返しでも変化がない場合は、そのまま無言でケージから出しリーダーウォークに移行してください。「シ!・・シ!・・シ!」の注意音と合わせて、厳しいリーダーウォークをしてください。

まずは、手法うんぬんよりも、普段の何気ない態度しぐさ接し方に注意です。もう一度本書やQ&Aを熟読していただき、意識改革をしましょう。犬のしつけは、手法の上塗りだけでは絶対に成功しません。

では、今日は以上ですが、今の子犬の月齢は幼すぎて知能も何もない小さな猛獣状態です。これから1年、変化が激しく大変ですが、哺乳類の成長期ですからそれは当たり前のこととして受け止めて、やるべきことを淡々と続けていきましょう。

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