ミニチュアダックスフンドの飼い方しつけ育て方Q&A

ミニチュアダックスフンドが怖くてしつけできない

Posted by miniature-dachs on 21/09/2012 in 威嚇する癖について with No Comments


【ミニチュアダックスフンドが怖くてしつけできない・・という飼い主さんより】

以前相談にのっていただいた、11ヶ月のミニチュアダックスフンドです。

2ヶ月がたち、少し落ち着いた感じがあったのですが、まだまだ、しつけが行き届いてないようで・・・

昨朝、いつものようにゲージから出そうと思い、出す前にゲージで、おしっこをさせるので、シートを広げてゲージ内に敷こうとしたら、唸りだして、威嚇、噛み付く様子を見せました。

リードをつけることさえも出来ないので、そのままミニチュアダックスをゲージに入れたまま私は仕事に、子供達も学校に行きました。

昼過ぎ帰ってきて、いつものようにミニチュアダックスが鳴いて、甘える様子・・いつも通りに、シートにおしっこをしてから、リードを付けて、リビングで夜まで過ごしました。リードに繋いでいる生活させています。

夜テレビを見ていた娘にいきなり威嚇して、ミニチュアダックスが噛み付こうとしました。娘にむやみに触ってはだめだと言ってありますが、ついついちょっかいを出してしまうところがあり、私が今日は特に機嫌が悪いから触ったらだめって言った直後に威嚇してきました。

威嚇した後、娘がしばらく睨みつけていたら、ミニチュアダックスは自分からリビングに置いてあるクレートに入って丸くなっていました。その後、散歩に連れて行き、ゲージで寝かせました。

そして今朝、ミニチュアダックスはまた唸り、威嚇してきました。朝は仕事でいないので、そのままお昼までゲージに入れておいたらいいと思って仕事にいきました。

帰ってきたら、また、唸られて、威嚇され、手の付けようがない状態です。オシッコしてないみたいなので、シートだけでも広げようとすると、物凄い勢いで威嚇してきます。とにかく、おしっこさせようと皮手袋はめて、シートを持っただけで、威嚇されます。

いつもであれば、ゲージに入れておくと、出してくれと要求吠えし、お座りさせて、リードを付けます。今日は鳴いても無視していますが、おしっこしてないので、散歩に連れて行ったらおしっこするかと思っていますがリードをつけようとすると、威嚇されます、その威嚇が中途半端でなく、こわくてできません。

今日はゲージに入れて、ミニチュアダックスを構わないようにしようと思っています。水と餌は、与えますが、こわくて、悲しくて。リードウォーキングも出来ません。

 

【ミニチュアダックスフンドが怖くてしつけできない・・へのお返事】

まず、環境をしっかり整えてください。

私が本書でお話しているものは、単なる「参考」ではなく、理由があったり経験上それがベストと考えているので「そうしてください」とお話しています。

ダックスちゃんは大型犬ではないわけですので、色々ご事情はあったとしてもできるはずです。

ですので↓

>シートを広げてゲージ内に敷こう・・
>リードに繋いでいる生活・・

↑この意味が分からないのです。トイレは大きくてメッシュカバー付のガッシリしたものにし、常時ダックスちゃんが排泄できるようにしてください。

しっかり見れない時間帯は、ケージ内に居させてください。遊び・しつけ・散歩の時だけリードを付けて出してください。

出している間は常に主導することです。主導できない時間帯はケージから出さないことです。過去のメールも拝見していますと、「何かある時だけケージに入れる・・」というふうにお見受けいたしました。そうではなく、「遊び・しつけ・散歩の時だけリードを付けて出す・・」というふうにしてください。

吠える場合は、ケージを布で覆う・・などの方法もあります。

やっと涼しい季節になってきます。手袋をして古着を重ね着すれば、噛まれてもケガはしません。相手が大型犬なら別ですが、小型犬なら奥様でも出来るはずです。

ここで逃げたら何もできなくなります。ダックスちゃんはその意識も感じ取っています。

まずは、ケージに居させ一切チヤホヤしない、手袋と古着の重ね着でリーダーウォークに挑戦する・・もうやらないといけません。ダックスちゃんをこうさせてしまった責任は飼い主さんにあります。

こちらの悲しさは、ダックスちゃんは分かってくれません。これはもう乗り越えないといけない壁です。

それから、もしまだ去勢をされていないようでしたら実施してください。劇的に大人しくなる・・ということはありませんが、ホルモンバランスは落ち着きますので、全体的にそれは影響してきます。

ご主人が海外とのことでしたので、ここで乗り越えないと、例えば訓練所に出してダックスちゃんが大人しくなって帰ってきたとしても、また犬は見抜いて同じ反応をするようになっていきます。

もうこれが最後のチャンスと思って、覚悟を決めてチャレンジしてください。それができなければ、もうダックスちゃんを手放すしかありません。それはされたくないはずです。

本当に、これからもダックスちゃんと暮らしていきたいと願うのなら、奥様とお嬢様二人・・本当に真剣に理解し、意識改革しないといけません。

踏んばりどころです。分かれ道です。

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